2009-02-14から1日間の記事一覧

幻想探偵 異形コレクション

『幻想探偵 異形コレクション』井上雅彦監修 光文社文庫 2009 ぼくがホラーにはまったのは、アメリカでホラーがブームになった1990年代によく出版されていた、ペーパーバックの書き下ろしホラー・アンソロジーでした。追ってこの《異形コレクション》が始ま…

猫の匂いのする侍

『猫の匂いのする侍』芦川淳一 双葉文庫 2009 『若竹ざむらい』に続く《おいらか俊作江戸綴り》の第二巻。主人公も作品の色調も陽気で、爽快なシリーズなので、続きを楽しみにしていました。 五章立ての連作長篇で、あちこちにミステリ味が利かせてあり、滝…

ミステリが好きな人々のために

このブログで感想を書く本には、いちおう「ミステリを中心とした翻訳書と、その周辺」という基準を決めています。「翻訳書」というのが最重点なのは、単なるぼくの好みなのですが、「周辺」のほうは、出合った本によりけりで、都合よく解釈しています。 その…