2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ふと思い立って、光文社文庫の《新訳シャーロック・ホームズ全集》全9巻(アーサー・コナン・ドイル 日暮雅通訳 2006〜2008)を、通して読んでみました。 思えば、初めて読んだミステリが『バスカヴィル家の犬』のジュニア版。小学三年生のときで、これを機…
劇団フーダニットの第八回公演『ナイル殺人事件』を見てきました。 アガサ・クリスティの作品には、自作小説の戯曲化も多くありますが、ポアロものの長篇『ナイルに死す』もその中に数えられるとは、知りませんでした。 もっとも、戯曲のほうには、ポアロは…
《収録曲》Hat and Beard / Something Sweet, Something Tender / Gazzelloni / Out to Lunch / Straight Up and Down 《パーソネル》エリック・ドルフィー(as、fl、bcl) フレディ・ハバード(tp) ボビー・ハッチャーソン(vib) リチャード・デイヴィス(b) ア…
無政府主義者の集まりであることをあからさまにして、それゆえに誰も彼らが無政府主義者であることに気づかない。《ブラウン神父》もののチェスタトンらしい、そんな逆説の隠れ蓑をまとう秘密結社に、詩人じつは刑事が潜入し、奇妙な冒険に巻き込まれる、と…
帯に撃たれた。 「ハードボイルドを愛する作家が書き/ハードボイルドを愛する訳者と編集者が/送り出す熱くブルージーな/ハードボイルド・アクション。」 短いが濃い、ハードボイルド概論としても出色の解説「彼らは殴りあうだけではないのだ」にも、打た…
聴いたまま感想を書いていないアルバムがいくつかあって、その中でいちばん古いのが(といっても、ジャズを聴きはじめたのが最近なのだから、半年ほど前なのだけれど)この『キアズマ』。 山下洋輔という人の名前は、ずいぶん昔からなじみがあって、高校生の…